• 公正価格マーキング

    概要

    BaseFEX は、公正価格マーキングを採用して、高レバレッジ商品での不必要な清算を回避します。このシステムがないと、市場操作や流動性不足、マーク価格がインデックス価格に比べて理由無く上下する場合に、不必要な清算が生じる場合があります。

    無期限契約では、公正価格は原資産のインデックス価格に解約時の資金調達基本レートを加算した額と等しくなります。

    先物契約では、公正価格は原資産のインデックス価格に公正価値基準率 (年率) を加算した額と等しくなります。このレートは公正ベーシス (%) と呼ばれます。

    レバレッジ自動解消にはすべて公正価格マーキングが適用されます。公正価格マーキングは清算価格と未実現損益のみに影響し、実現損益には影響しません。

    上記の理由から、トレーダーは注文直後に、プラスまたはマイナスの未実現損益が表示される可能性があります。そうしたケースは、公正価格が出来値との間に差がおこり、通常の処理であり、資金を失ったことにはなりませんが、清算価格に注意して、時期尚早の清算を避けてください。

    無期限契約の公正価格の計算

    無期限契約の公正価格は、資金調達基準率を使って計算されます:

    資金調達基準率 = 資金調達率 * (資金調達までの期間 / 資金調達間隔)
    公正価格 = インデックス価格 * (1 + 資金調達基準率)

    無期限契約の資金調達の計算及び例示についての詳しくは、無期限契約ガイドをご覧ください。

    先物契約の公正価格の計算

    先物契約の公正価格の計算は無期限契約とは異なり、契約のインパクト中値を原資産のインデックス価格と比較して計算されます。この中値を使って、公正基準率 (%) を計算し、計算された値を使って公正価格を導き出します。

    インパクトビッド、アスク、中値

    インパクト中値 = 平均 (インパクトビッド価格、インパクトアスク価格) 式中:
    インパクトビッド価格 = ビッド側でインパクト証拠金名目額の執行の平均約定価格
    インパクトアスク価格 = アスク側でインパクト証拠金名目額の執行の平均約定価格

    インパクト証拠金名目額とは、0.1 BTC 相当の証拠金 (0.1 BTC / 当初証拠金) で取引可能な名目額で、インパクトビッド価格またはアスク価格を決定するためのオーダーブックでの詳細の程度を判断するのに使用されます。

    公正価格の導出

    BaseFEX では計算されたインパクト中値で公正ベーシス (%) を計算します。次に、公正ベーシス (%) を使って、先物価格の公正価値を計算します。公正価値をインデックス価格に加算すると、最終的な公正価格が算出されます。算出された公正価格は、価格のマーキングに使用されます。

    公正基準率 (%)  = (インパクト中値 / インデックス価格 - 1) / (満期までの期間 / 365)
    公正価値   = インデックス価格 * 公正ベーシス (%) * (満期までの期間 / 365)
    公正価格   = インデックス価格 + 公正価値

    例えば:

    インパクト中値 = $105
    原資産インデックス = $100
    満期までの日数 = 30 日
    
    公正ベーシス(%) = ($105 / $100 - 1) / (30 / 365) = 60.8%
    公正価値 = $100 * 60.8% * (30/365) = $5
    公正価格 = $100 + $5 = $105

    計算についての説明:インパクトアスク価格とインパクトビッド価格との差が先物価格の維持証拠金を下回る場合に、公正基準率 (%) は毎分ごとに更新されます。公正価格は更新されるとインパクト中値と等しくなり、公正価格はインデックス価格及び満期日までの日数に従って、変動されています。

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