• 分離マージンとクロスマージン

    概要

    デリバティブ商品では、証拠金とはレバレッジのかかったポジションを開設するのに必要とされる金額を指します。当初証拠金および維持証拠金とは、ポジションを開設するために必要な最低額、およびそのポジションの清算を回避するために必要な最低額を指します。取引戦略は異なるトレーダーによって違いますから、BaseFEX では、次の 2 通りの証拠金の設定方法があります。

    • 分離マージン:特定のポジションに割り当てられる証拠金は一定の金額に制限されます。証拠金が維持証拠金レベル未満になった場合、そのポジションは清算されます。ただし、この方法では自由に証拠金を追加・削除することができます。
    • クロスマージン:開設されたポジションの間で証拠金を共有します。必要な場合、ポジションは合計口座残高から追加証拠金を引き出して、清算を回避します。

    分離マージン

    この証拠金設定方法はトレーダーの損失を当初証拠金に制限します。あるポジションは清算されるとき、いずれかのポジンションもそのポジションの証拠金を補填しません。 

    分離マージンは投機ポジションに役立ちます。使用するポジションと証拠金を切り離すことで、損失額を当初証拠金設定額に限定することができます。不安定な市場では、高レバレッジポジションのエクイティはすばやく失われる可能性があります。BaseFEX では清算件数をできるだけ抑制することを目指していますが、変動的な市場では高レバレッジポジションは清算される可能性が高くなることに注意が必要です。例えば、50 倍のポジションは 2% 不利な方向に動くと清算されます。

    分離マージンを利用する場合、レバレッジスライダーを使ってその場でレバレッジを調整することができます。

    分離マージンの設定と調整

    デフォルトでは、クロスマージンが有効になっています。取引ダッシュボードの左側にある注文管理パネルでレバレッジスライダーを使って分離マージンを有効にさせることができます。右側の方にスライダーを移動させるほど、レバレッジは高くなり、ポジションで使用される証拠金は少なくなります。選択されたレバレッジは契約が清算されても、そのままで保存されることに注意する必要があります。

    ポジションは分離マージンを使用すると、そのポジションに割り当てられる証拠金は調整可能で、つまり、トレーダーは自分でレバレッジのサイズと清算価格を選択できます。ポジションの清算価格は、「オープンポジション」タブに表示され、レバレッジを調整するたびに更新されます。

    分離マージンとマーク価格

    強気相場または弱気相場といった市場変動が極端なとき、市場では一時的にマーク価格との差が大きくなったままで、取引される場合があります。

    売買価格がマーク価格から著しく離れている場合、ポジションを開設する際に当座の未実現損失が表示されます。ただし、これは、損失をこうむったという意味ではありません。こうした市場条件の中では、清算価格に注意を払い、分離マージンで最大レバレッジを使用するのは避けた方が無難です。なぜなら、ポジション開設時に表示される当座の未実現損失を踏まえ、ポジションがごく短期間で清算される場合があるためです。

    クロスマージン

    クロスマージンとは証拠金設定方法の一つとして合計利用可能残高で清算を避けます。いずれかのポジションの実現損益を使って損失ポジションを補填します。

    この証拠金設定方法は、既存ポジションをヘッジしているトレーダーや、清算の際に偏った取引をしたくない裁定投資家にも役立ちます。

    初期設定では、すべてのポジションは「クロスマージン」に設定されています。

    ポートフォリオマージン

    BaseFEX ではポートフォリオマージン方式を採用していません。未実現利益は、未実現損失を相殺したり、新規ポジション開設のための証拠金として使用できません。この規則は、原資産を同じくする 2 つのデリバティブ契約間のスプレッド取引を検討している場合、重要となります。ポジションの未実現利益で別の契約の損失を相殺するには、そのポジションを手仕舞いして利益を実現させる必要があります。

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